喉頭とは
喉頭とは声帯を含んだ部分です。食道と気道を分けているところで、口から気管、肺につながる空気の通り道で、食事の際に飲食物が肺に入らないように弁の働きもあります。声帯による発声機能も担っています。

喉頭がんの症状
ほとんど症状がでない場合が多いのですが、声帯にできた癌では。嗄声(させい:声がれ)が見られます。1ヶ月以上嗄声が続くようなら、早急に専門医を受診することが大切です。いがらっぽさ、異物感、食物を飲み込んだ時の痛み痰に血が混じるなどがでる場合は、お気軽にご相談ください。特に過度な喫煙、飲酒のある方は注意が必要です。

喉頭がん検診
喉頭がんの初期症状として、多くは声がれを訴えます。喉の違和感や痛みなどの症状も1ヶ月くらいしても治らない方には受診をお勧めします。検査にあたっては、ファイバースコープを鼻から入れて、咽頭・喉頭を観察します。上~下咽頭がん、喉頭がん、声帯ポリープなどの鑑別を行います。痛みはほとんど無く、5分ほどで終了します。


扁桃炎(扁桃腺炎)
のどの両側にある口蓋扁桃で炎症をおこすのが扁桃炎です。のどが痛い、関節痛、高熱が出る場合は、扁桃炎が疑われます。扁桃炎は早期治療できちんと治すことが大事です。

扁桃炎の治療
細菌性の扁桃炎の場合には、一般に抗生剤が投与され、症状を和らげるために解熱薬や消炎鎮痛剤、うがい薬などが処方されます。きちんと治療していないとすぐに再発してしまうことがあります。慢性化してしまうと手術の対象となることがあります。